2023年1月4日、株式会社Shiftall(シフトール)にてVRHMD『MeganeX』の2機種が正式発表されました。
そこで、こちらのページではMeganeX(メガーヌエックス)の気になるスペックと機能。
さらにアダルトVRについての関係性についても考察していきたいと思います。
このページで知れること
- MeganeX(メガーヌエックス)の性能は? 更新
- アダルトVRは視聴できる?
- 発売日・価格について 更新
では、さっそく見ていきましょう。
更新情報
- 2023/1/4 Shiftallの公式発表によりMeganeXについての内容を更新しました。
MeganeXはどんなVR機器?価格や発売日についても
MeganeXと従来のVRヘッドセットとの違いはその見た目からもわかるとおり被る形のHMDからかける形の眼鏡型へという点。
これにより快適なフィット感を実現し、着脱がかんたんに。まるで眼鏡をかけているような感覚を味わえるとされています。
VRグラスの重量に関しては320g(アダプタ非搭載時)としていることから、従来のHMDよりも首が疲れにくいと予想できますね。
MeganeXは個人向けと法人向けの2タイプあり
MeganeXの2機種の価格や発売日については以下の通り↓↓↓
名称 | MeganeX | MeganeX Business Edition |
価格 | 249,900円(税抜き227,182円) | 検討中 |
発売日 | 2023年3~4月ごろ | 2023年3~4月ごろ |
対象 | 個人向け | 法人向け |
※2023年1月4日のShiftall公式より
個人向けとなるMeganeXでさえ価格はなんと249,900円。
いままで発売されているVRヘッドセットの中でもかなり高価なモノだと言えます。
MeganeXの性能ついて【SteamVRにも対応】
MeganeXは5.2K有機ELディスプレイ搭載(片眼2,560×2,560ピクセル)されており、320gと軽量ながらも高精細な画質・映像表現が特徴。
いま主力のVR機器との比較してもMeganeXのディスプレイ性能はトップクラスです。
以下は人気のVR機器のディスプレイ性能の一覧↓↓↓
解像度(値はすべて片目のもの) | ディスプレイパネル | |
MeganeX注目 | 2,560×2,560 (5.2K対応) | 有機EL |
VIVE PRO2 | 2,448×2,448 | LCD(液晶) |
PICO4 | 2,160×2,160 (4K対応) | LCD(液晶) |
HP Reverb G2 | 2,160×2,160 (4K対応) | LCD(液晶) |
Valve Index | 1,440×1,600 | LCD(液晶) |
OculusQuest2 | 1,832×1,920 | LCD(液晶) |
PlayStation VR(PSVR) | 960×1,080 | 有機EL |
ちなみに、MeganeXはパナソニック独自開発のパンケーキレンズが搭載。IPD(瞳孔間距離)に関しては56〜72mmで調整可能となっています。
使用方法で変わるMeganeXのトラッキング
MeganeXのトラッキングについては
- 単体使用:6DoFのインサイドアウトトラッキング
- PCとの接続:対応アダプター装着により、Valve Lighthouse方式の6DoFトラッキング
となっています。
以下はShiftall公式発表によるMeganeXのスペックについて↓↓↓
ディスプレイ | 1.3inch Micro OLED 10bit HDR |
レンズ | パンケーキレンズ(3枚構成:ガラス2枚、樹脂1枚) |
解像度 | 片眼2,560×2,560(両眼5,120×2,560ピクセル) |
表示色 | 約10.7億色:HDR 10 bit対応 |
瞳孔間距離 | MeganeX:56〜72mm Business Edition:62〜72mm |
視度調整 | MeganeX:なし Business Edition:0D〜-7D |
重量 | MeganeX:約320g Business Edition:約330g ※いずれもケーブル部除く。 ※アウトサイドイン対応アダプター装着で+65g。 |
固定方法 | MeganeX:額パッド+テンプル+後部バンド Business Edition:鼻パッド+テンプル+後部バンド |
オーディオ出力 | 内蔵スピーカー 3.5mm 4極ミニプラグ端子 |
オーディオ入力 | ビームフォーミング対応内蔵デュアルマイク または3.5mm 4極ミニプラグ端子 |
プロセッサー | SnapdragonXR1 Platform |
トラッキング方式 | インサイドアウト・6DoF ※アウトサイドイン対応アダプター装着により、Valve Lighthouse方式の6DoFトラッキングに対応。 |
接続方式 | PC側:DisplayPort+USB2.0 ヘッドセット側:USB Type-C ※付属のコンバーターボックスを使用。 |
MeganeXの性能について気になる点
MeganeXは従来のHMDよりもコンパクトなうえ、
- アダプタ装着によりOutside-in (lighthouse)に対応
- 視度調節機能はなし new
である点が注目です。
<対応アダプタによりOutside-in (lighthouse)にも対応>
株式会社Shiftallの公式TwitterよりOutside-in対応アダプタについてのツイートがされました↓↓↓
#MeganeX のビッグ・アップデートです。同梱されるOutside-in対応アダプタを装着すると、Inside-outに加えてOutside-in (lighthouse)に対応します。ですから、みなさん使い慣れたIndexコンがそのまま使えます。この状態でAWEに来週展示してきます。11月には国内でも見れるような場を用意します。(続 pic.twitter.com/KqvOXDZEed
— 株式会社Shiftall (@shiftall_jp) October 14, 2022
インサイドアウト方式のトラッキングに加えて同梱されるアウトサイドイン対応アダプタを装着することでアウトサイドイン(lighthouse)にも対応するというもの。アダプタ重量は65gとされておりMeganeX本体に装着した際の総重量は385g(ケーブル除く)程度となります。
対応するコントローラに関してはlighthouseのコントローラーのみとされており、コンシューマー向けになりますとHTCviveコントローラーかValve indexコントローラーがそれにあたります。
Lighthouseとは
LighthouseとはVIVEやValve Indexなどが採用しているトラッキング・システムのこと。最大2台のベースステーションを設置し最大3m×4mの範囲内を精確にそして完全にトラッキングします。
<視度調節機能はなし>new
視度調整機能はなく、付属のメガネレンズアダプターに自身のあったレンズをはめ込むことで乱視を含む様々な視度のユーザーに対応するとのこと。
MeganeXは乱視対応しないの? というお声もたくさん頂いてましたが、乱視の方や、本体での視度調整範囲を超えた近視・遠視の方にむけた『後付けレンズを入れて本体にセットできるアダプター』も用意してます。 pic.twitter.com/BaP2G6FG4m
— 株式会社Shiftall (@shiftall_jp) September 27, 2022
MeganeXはSteamVRにも対応
SteamVRにも対応しておりPC接続することで様々なVRアプリケーションをプレイすることができるのもポイント。
以下はShiftall公式による動作PC最低条件↓↓↓
プロセッサー | Intel Core™ i3-8100TまたはAMD Ryzen™ 3 2300Xの同等品以上 |
GPU | GeForece RTX 20シリーズ、RTX 30シリーズ、RTX 40シリーズ以降 ※AMD Radeonシリーズ等、上記以外では動作せず |
メモリー | 8GB RAM以上 |
接続 | DisplayPort 1.4、USB2.0 |
OS | Windows 10 |
対応VRプラットフォーム | SteamVR |
MeganeXの体験動画について
AWE EU 2022に出展されたMeganeX
AWE EU 2022においてのMeganeXの体験動画がYouTubeにありましたので気になる方はこちらをどうぞ↓↓↓
(実機装着の様子は3:45あたりから)
※日本語翻訳することも可能です。
販売元の株式会社Shiftall(シフトール)とは?
こんな時間に何ですが、Shiftallはつよつよ電気設計エンジニアの採用を超・強化中です。世界にまだないVR Metaverse用HWを一緒に開発しませんか? 若い人限定ではありません。歴戦の猛者の皆様も、もちろん若手の皆様も、ぜひご面談の機会をください!オンライン面談歓迎ですhttps://t.co/V2NtOWxKxv
— 株式会社Shiftall (@shiftall_jp) December 8, 2022
社名 | 株式会社Shiftall(読み:シフトール) |
代表取締役CEO | 岩佐琢磨 |
従業員数 | 33名 ※2022年9月現在 |
住所 | 〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町2-6-10 東京大和化成ビル4F |
MeganeXでアダルトVRは視聴できるのか?
あくまで個人的見解ですが、MeganeXでsteamのVRコンテンツが体験できる点を鑑みるとアダルトVRもほぼほぼ視聴できるのではないかと考えます。
もし、アダルトVRを視聴することができたら間違いなく最高の画質で楽しむことができるはずです。