2019年5月発売のスタンドアロン型VRゴーグル「Oculus Quest」
ますます進化を遂げるOculus製VR機器。注目株はやはりOculus Questです。
そこで、Oculus Questは、
- アダルトVR目的で選んでいいのか?
- Oculus QuestでアダルトVRを観ると何がちがうのか?
その点を前機種のOculus Goを比較対象にしてまとめました。
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Oculus QuestのスペックをOculus Goと比較してみた!
もちろんOculus Questのほうが新型で高価なため性能アップは当然といったところ。
わかりやすいよう『Oculus Quest』と『Oculus Go』をスペック比較しました。
VRヘッドセット | Oculus Quest | Oculus Go |
解像度(片目での値) | 1,600×1,440 | 1,280×1,440 |
リフレッシュレート | 72Hz | 60Hz、最大72Hz |
dof(自由度) | 6dof | 3dof |
CPU | Snapdragon 835 | Snapdragon 821 |
ディスプレイ | 有機EL | LCD(液晶) |
価格(税込み) | 49,800円(64GB)
62,800円(128GB) |
19,300円(32GB)
25,700円(64GB) |
ゴーグルタイプ | スタンドアロン | スタンドアロン |
価格で見ると両者は、
- 19,300円(32GB)
- 25,700円(64GB)
- 49,800円(64GB)
- 62,800円(128GB)
となっており、両者の価格差は倍以上。
価格によりストレージ(本体容量)が異なります。
Oculus QuestはOculus Goより容量が大きくアップしています。
Oculus QuestとOculus Goの相違点
性能面で"Go"を上回っているOculus Quest。
アダルトVR視聴にはどんな利点があるのか⁉︎以下の3点についてくわしく見ていきます。
- 解像度(ディスプレイ)
- リフレッシュレート
- dof(自由度)
4K対応のアダルトVRに対してOculus Questの解像度は?
【結論】Oculus QuestはOculus Goより解像度が上。より鮮明な画質でアダルトVR視聴が可能。
4KのアダルトVR作品がふえている昨今。
4KアダルトVRを楽しむには、対応するVR機器の解像度が高くないと意味がありません。
PSVRやOculus Riftで満足できていた方も多いとは思いますが、いずれも2016年発売のHMD機器です。さすがに古さを感じる箇所も…
さて、OculusQuestのディスプレイ解像度は、
- 1,600×1,440(片目での値)
となっています。
ディスプレイは有機EL
ディスプレイでいうとOculus GoのLCD(Liquid Crystal Display)より、Oculus QuestのOLED(有機EL)のほうが映像がより鮮明に感じられます。
アダルトVR視聴にリフレッシュレートって関係あるの?
【結論】アダルトVR視聴の面で考えるとOculus GoとQuestのどちらでも変わりはありません。
「リフレッシュレート(フレームレートとも)」とは、1秒間に画面が何回書き換わったかを計る値を指します。
アダルトVRには30fpsと60fpsの作品がありますが、VR機器のスペック上、リフレッシュレートが60Hzあれば視聴に問題はありません。
60fpsのアダルトVR作品はFANZAは「HQ版」、アダルトフェスタVRは「匠」シリーズが60fpsです。
FANZA、アダフェスVRそれぞれの映像についてはこのページでくわしく解説しています。
Oculus Questは6dof!しかしアダルトVRには不要
現状(2020年12月20日)では、6dof対応のアダルトVR作品はありません。
Oculus QuestとOculus Goでおおきく異なる点の一つとして、
- Oculus Quest=6dof
- Oculus Go=3dof
があります。
dofはゲームメインでたのしむ場合に重要視したいのですが、アダルトVR視聴だけならヘッドトラッキング(3dof)さえあれば問題ありません。
※6dofと3dofの違いがわからない方はこの記事をどうぞ⇒3dofと6dofの違いとVR機器について
用途がはっきりと分かれる『Oculus Go』と『Oculus Quest』
動画鑑賞用=Oculus Go
ゲーム向け=Oculus Quest
価格がおおきく異なるOculus GoとOculus Quest。その用途も異なると予想されます。
Oculus Questは6dof対応。スペックがら動画鑑賞よりゲームメインの機器になるのはまちがいないハズ。
しかし、対応ゲームの数がすくないのも現状です。
ゲームメインでOculus Questを購入するならこの点も注視しておきたいところ。
その理由のひとつとしてSteamで配信している多くのVRゲームはPC動作のハイエンドVRヘッドセット向けに作られています。それらはハイスペックなゲーミング系PCで動作するゲームばかり。
つまりVRゴーグル単体で動作するOculus Questでは性能が足りないと推測され、Oculus RiftやHTC VIVEでのゲームをそのまま体感するのはQuestではキビシイと予測されます。
そのためOculusの公式ストア内で、Rift用のタイトルをQuest用に調整・軽量化したものを配信するとされています。
「Go」はスペック面ではOculusQuestに劣りますが、コスパ面で優れますし、DMM VRプレイヤーやディメンションプレイヤーなどに対応しており、アダルトVR視聴に適しています。
OculusQuestが発売されたからといって、とたんにOculus Goが売れなくなることはないと予想します。※実際そうでした。アマゾンでは増税前セールして売れまくってましたし。公式に値下げもして人気に拍車をかけてました。
まとめ
Oculus QuestがアダルトVR視聴に対応されれば、解像度向上や有機ELディプレイの兼ね合いもあり、Oculus Goよりもより鮮明な画質で楽しむことができるでしょう。
かのPSVRは日本で一番売れているVR機器。2019年12月末時点での累計実売台数は500万台に達したそうです(プレイステーション公式ブログより)
Oculus QuestはPSVRに代わるVRデバイスになれるのか注目していきたいです。また新たな情報がはいり次第、追記していきます。
※2019年12月19日にDMM 動画プレイヤーがOculus Questに対応しました!