2023年4月HTCより発売されたスタンドアロンタイプのVRヘッドセット『VIVE XR Elite』。
AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)の全てに対応した2023年注目のXRヘッドセットなのですが価格はなんと179,000円(税込)。
そこでこちらのページではVIVE XR EliteでのアダルトVR視聴に焦点を絞り以下の点についてまとめてみました。
こちらのページで知れること
- VIVE XR Eliteで体験できるアダルトVRについて
- アダルトVRを視聴した感想
- メガネ型でどこまで使える?アダルトVR視聴は?
- FANZAのアダルトVR動画は視聴できるの?
- VRエロゲーをプレイするには?
- パススルーを駆使したエロコンテンツについて
では早速見ていきましょう!
更新情報
- 2023/5/21 『Virtual Desktop』対応に伴い内容を更新しました。
VIVE XR Eliteにおけるプレイスタイルについて
VIVE XR Eliteで視聴できるアダルトVRについてすぐに知りたいという方はこちらからジャンプしていただければと思います。
まず、VIVE XR Eliteの使用パターン&注意点について。
以下をご覧ください↓↓↓
- 単体使用:VIVEPORTのコンテンツが体験可能
- PCVR使用:SteamVR対応のタイトルが体験可能
※メガネ型 / バッテリー装着型どちらもプレイ可能です
メガネ型使用での注意点
メガネ型で使用するにはパワーバンク(モバイルバッテリー)または電源アダプタなどの電源にヘッドセットを接続する必要がありますのでご注意を。
メガネ型単体での使用例↓↓↓
重要USB Power Delivery (USB PD)に対応し、30Wの電力を供給できる電源でのヘッドセット使用が推奨されます。
メガネをかけた状態では装着できない
視力の悪い方に特に注意なのですが、VIVE XR Eliteは眼鏡かけた状態で使用することができません。
下図参考↓↓↓
VIVE XR Eliteは片目ごとに焦点距離ダイヤルを調整し映像の見え方を調整。眼鏡なしで使えるといった仕様のものです。
乱視や極端に視力の悪い方はコンタクトなどを使用する可能性があります。購入する際はその点を頭に入れておきましょう。
メガネ型有線接続時に輝度が下がってしまう
色々探したところ以下のようなケーブル(長さ5m)を購入しました。
こんなケーブルもあります
⇒ZyberGears VR 5Mリンク ケーブル(Amazonページ)
こちらは電圧強化装置により電圧強化しながら有線接続でのPCVRを楽しめるといったもの↓↓↓
Quest 2/Pico4 用とはありますが、試しにVIVE XR Eliteにて上図のように使用したところ輝度が低下せずにPCVRをメガネ型で楽しめています。
※非公式のケーブルですので使用際は自己責任となります。
VIVE XR EliteをPCVR利用するには?アプリも
VIVE XR EliteをPCVR利用するためには、VR対応のPCへ
※ VIVEストリーミング使い方ガイド⇒VIVEサポートページ
をダウンロード・インストールする必要があります。
公式アプリである『VIVEストリーミング』を使うことでPC接続を以下の↓↓↓
- ワイヤレス接続(無線)
- USBケーブル接続(有線)
の両方に対応。コンピュータからSteamVR-対応タイトルを直接ヘッドセットにストリーミングすることができます。
追記
2023年4月下旬よりVirtual Desktopの対応デバイスにVIVE XR Eliteが追加されました。
⇒Virtual Desktopページはこちら(VIVEPORT)
Virtual Desktopは有料アプリとはなります。
※Virtual Desktop購入はVIVEPORTでのモバイルVRデバイスからのみとなりますので注意。
VIVEストリーミングアプリにてグラフィック設定をしよう
PC接続の際に使用する『VIVEストリーミング』アプリにてグラフィック設定やビットレート、アップデートのチェック等を行うことが可能です。
以下VIVEストリーミングアプリの画面↓↓↓
グラフィック設定に関しては
- ストリーミンググラフィック設定
- 鮮明化
の二つで調整する形となっています。自身のPC環境もありますので適切な設定で楽しむといいでしょう。
VIVE XR EliteでアダルトVRは視聴可能?体験可能なコンテンツについて
まず結論から言いますとVIVE XR EliteにおいてアダルトVR動画を視聴することはできました。
アダルトVRと言っても体験可能なコンテンツはいくつかあり、ジャンル別にざっくりと分け(記事作成時)確認できたのは以下の通り↓↓↓
※今後のアプリのリリースやアップデートにより変更になる場合があります。
VIVE XR EliteでアダルトVRを体験した感想
アダルトVRを視聴するうえで感じた点を以下の
- イマイチな点(デメリット)
- 良かった点(メリット)
に分けてまとめてみました。
- ハイエンド価格帯ではあるが画質においてはそれほどではない
- フェイスクッションがあわない(特にバッテリークレイドル装着時)
- メガネ型での使用ではパワーバンクまたは電源アダプタなどの電源にヘッドセットを接続する必要がある
まず、画質においてですが公表スペック(解像度は両目で3840 x 1920)のとおりといった感じ。4K解像度クラスのVRヘッドセットであるMetaQuest2やPico4などとそれほど大きな差は感じられないというのが正直な感想です。
以下は実際の視聴映像をレンズ越しに接写した(Quest2との比較)画像となります。
あくまで参考程度となりますがご覧ください↓↓↓
SteamVRホーム画面の映像となります
いまご覧になっているのがVIVE XR Eliteの画像です。中央のスライダーを右にずらすことでMeta Quest2の画像に切り替わります。
設定値
- VIVE XR Elite : グラフィック設定”ウルトラ”鮮明化MAX
- Quest2 : レンダリング解像度 5408 x 2736
フェイスクッションがあわない
装着感に関してですが、バッテリークレイドル装着時のフェイスクッションがめちゃくちゃずれます。(この点は個人差があるかと思います。あくまで管理人の場合)
バッテリークレイドル装着時は額の部分&後頭部でヘッドセットを支える形。
フェイスクッションはマグネット2点止めとかなり軽く簡単に外れる仕様。
バッテリーが上図のように後ろ重心に気味になると額の部分に圧がかかりフェイスクッション下側がパカパカと浮いてしまい(赤丸部分に)隙間ができてしまいます。
同梱されているヘッドストラップを使いましたが改善されず…。
最後に前述したとおり、メガネ型で使用する際はパワーバンクまたは電源アダプタなどの電源にヘッドセットを接続する必要があるという点。
ちなみにVIVE XR Eliteは30Wの電力を供給できる電源でのヘッドセット使用が推奨。
そのため自身の所有しているノートPCのUSBポート(USB-C接続)ですと出力が足りずVIVE XR Eliteの輝度が落ちてしまうんですよね。これが凄い残念です。(現在は前述したZyberGears VR 5Mリンク ケーブルを使っています。)
- メガネ型の装着感は素晴らしく動画観賞が快適
- (メガネ型時)寝ながら視聴向きのヘッドセットである
- コンパクトでVR布教には最高の機器
一番の注目点としてはアダルトVRを含む動画観賞においてメガネタイプのゴーグルはめちゃくちゃ快適という点。
メガネ型での重量は約270g(実測値)。
今まで被るタイプのヘッドマウントディスプレイからかけるタイプのVRグラスの変化を体験できる装着感。これがVIVE XR Eliteの最大のウリかと感じます。
寝ながら視聴にも最適
VIVE XR Eliteを装着したまま横になれます。
以下はメガネ型装着時の様子↓↓↓
メガネ型の利点としてフレームが後頭部まで回らない点。
寝返りをうつとさすがに横のフレームに負荷がかかるので流石にキビシイですが、仰向けで横になる際はVR睡眠であるような専用のまくらを用意する必要はないかと。
ですのでアダルトVRでよくあるシチュエーションに合わせて横になりながら視聴することは可能。
最後にアダルトVR視聴とはあまり関係がないかもしれませんがVIVE XR Eliteはメガネのように折りたためてコンパクト↓↓↓
折りたためてコンパクト
持ち運びがラク
内部ストレージも128GBありますので動画データを入れておけば移動先でも手軽にVR動画が視聴ができます。
VIVE XR EliteでFANZAを含む実写のアダルトVR動画を視聴するには?
まず、多くの方が気になるであろうFANZA&アダルトフェスタVR(MP4形式)のアダルトVR動画視聴において。
前述したとおりVIVE XR Eliteでは
- 単体
- PCVR
の2種類のプレイスタイルがあります。
視聴可能なのか?ざっくり表にまとめますと以下のとおり↓↓↓
FANZA | アダルトフェスタVR | |
単体視聴(アプリ) | ×
(DMMVR動画プレイヤー) |
×
(4DMEDIAPLAYER) |
単体視聴(データ転送) | × | 〇
VIVEPORT Video等で視聴可能 |
PCVR | 〇
(Windows版 DMMVR動画プレイヤー) |
〇 (Windows版 4DMEDIAPLAYER) |
現状FANZA VRはPCVRでの視聴となる
結論から言いますとFANZA VRを視聴するにはPCにてWindows版のアプリを起動しVIVE XR Eliteへストリーミングする流れとなります。
ちなみに、VIVE XR Eliteではアプリ配信プラットフォームである「VIVEPORT」のアプリをPC接続せずに単体でプレイすることは可能です。
しかし、FANZA・アダルトフェスタのVR動画を視聴するために必要となるDMMVR動画プレイヤー or 4DMEDIAPLAYERの両アプリはVIVEPORTにはありません。
VIVE XR EliteでWindows版のDMMVR動画プレイヤーを起動するには?
PCにてWindows版のアプリを起動しVIVE XR Eliteへストリーミングする流れは以下の通り↓↓↓
- VIVEストリーミングを立ち上げてPCと接続
- ヘッドセット側”ライブラリ”より右上のフィルターボタンを選択
- SteamVRを立ち上げPCデスクトップよりDMMVR動画プレイヤーを立ち上げ
実際の画面と一緒に解説します。
1.PCのVIVEストリーミングを立ち上げてVIVE XR Eliteと接続
まず、PCとVIVE XR Eliteを(USB-C又はwifi経由)接続しましょう。
以下はPC側VIVEストリーミングハブにて準備完了の画面↓↓↓
2.ヘッドセット側”ライブラリ”より右上のフィルターボタンを選択
接続後、VIVE XR Eliteを装着し下メニュー①ライブラリ⇒②(PC)インストール済み⇒③SteamVRを選択
SteamVRを起動しましょう。
3.SteamVRを立ち上げPCデスクトップよりDMMVR動画プレイヤーを立ち上げ
左コントローラーの”三ボタン”を押しメニューを開きます。
上図矢印部分の”デスクトップ”を選択するとPCのデスクトップが表示されます。
FANZAへアクセス又はWindows版DMMVR動画プレイヤーを立ち上げましょう。
後は視聴したい動画を選ぶだけです。
本体ストレージへデータ転送も可能
ちなみにアダルトフェスタ等でリリースされているMP4形式のアダルトVR動画に関しては、VIVE XR Elite本体ストレージにデータ転送し視聴することは可能です。
ですが、わざわざVIVE XR Eliteを有線でつなぎ動画を転送して視聴という流れは利便性が良いとは言えません。
VIVE XR EliteでVRエロゲーを体験するには?
実際にVRエロゲーをプレイできるか?試したところ
- SteamでリリースされているVR対応タイトル
- FANZAゲームスやDlsite等で購入可能なSteamVR-対応タイトル
のどちらもプレイすることができました。
以下は管理人が体験したSteamでリリースされているVR対応タイトル↓↓↓
VRカノジョ
恋来い温泉物語VR
また、FANZAゲームスにて購入した以下のVR対応タイトルもプレイ可能でした↓↓↓
コイカツ!サンシャイン
カスタムオーダーメイド3D2
パススルーを駆使したエロVRコンテンツは体験できるのか?
VIVE XR Eliteのパススルーを駆使したエロコンテンツは現在確認中です。
パススルーの解像度においては同じカラーパススルーを搭載したPICO4、MetaQuest Proよりも鮮明です。
また、VIVE XR Eliteは簡単にAPKファイルをヘッドセットにインストール可能。
ですので、対応したソフトがリリースされればパススルーを駆使したエロVRコンテンツをプレイできるのではと期待しています。